理事長メッセージ

大阪府公園協会理事長から、皆さまへのメッセージをお伝えします。

"しなやかで強い協会"へ

大阪府公園協会は、公園緑地及び都市緑化に関する事業を通して、健康で文化的な生活環境づくり、安らぎと潤いのある都市環境づくりに寄与することを目的として、1958年3月に設立しました。当初は、駐車場やプール、レストラン、売店など、大阪府営公園のサービス施設を運営してきました。2002年以降は、府営公園において創意工夫を凝らし、公園管理全般に取り組んでいます。
2006年、府営公園では指定管理者制度が導入され、私たちは募集ごとに公園管理業務を提案で勝ちとっていかなければならなくなりました。また、2012年には行政改革・公益法人改革の流れを受けて一般財団法人となり、より民間企業に近い団体となりました。いま、私たちはより高品質で高信頼性のある生活環境、都市環境を提供していくために、公園管理の枠にとらわれず、何事にも勇猛果敢にチャレンジしていくような"しなやかで強い協会"に生まれ変わる必要があると考えています。

改めて見直される「そと」の可能性

一方、ライフスタイルや価値観の多様化などの社会状況の変化を背景として、近年、公園、広場、緑地といった「そと」に対する価値や認識が変化してきています。
レクリエーション、景観形成、防災といった公園等の基本的な役割に加えて、高まるインバウンド需要、にぎわい創出、生物多様性など、人々が求めるニーズは多様化しています。また、少子高齢化、環境問題、ワークライフバランスなどといった複雑化する社会課題や地域の課題に対して、みどりやオープンスペースが果たす役割が見直され、地域やまちと一体となった「そと」の活用が求められています。

さらなる連携・協働へのチャレンジ

私たちは、これまで培ってきた技術力やノウハウを活かし、さらに高めていくため、これらの多様なニーズを的確に捉え、その実現に取り組んでいきます。また、より広がりをもち、より多様化したみどりやオープンスペースの役割に正面から向き合っていきます。
これまでも私たちは、利用者、ボランティア、地域の皆様や、企業団体の方々からご理解、ご協力いただきながら各種事業を推進してきました。これからもより多くの方に喜んでいただき、地域や社会の課題の解決等に取り組んでいくため、私たちはさらに様々な分野での連携、協働に積極的にチャレンジしていきます。
今後とも皆さまの一層のご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

一般財団法人 大阪府公園協会
理事長 増山 和弘

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